エンタメンズの備忘録ブログ

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娯楽に生きるメンズが作品を忘れないように書き留めてついでにレビューしてみたりするブログ

5年越しに続編に気づいてしまったトレインスポッティング2

どうもメンソ仮面です。

あの時見た映画やゲームってどんな内容だったっけ?が最近頻発していて、

こりゃいかんということで備忘録的なブログを書いてみようと誘われた者です。

拙い文章ですがよろしくです。

 

自分が前作を見たのが12年前だったが

当時はヒットした映画ということも知らず

主演のユアン・マクレガー目当てで手を伸ばした作品で

そこまで期待もしていなかった。だがこれがとても刺さった。

主にクスリが主体の話でユアン演じるマーク・レントンとその友人たちの群像劇

この友人たちも個性溢れるキャラクターでとても良き(語彙力)

何より自分が一番好きなポイントが劇中歌とBGM

もうこれがたまらないぐらい刺さった。

なんかクスリとかよくわかんないけど、

自分が見た当時で公開から10年以上経ってたのにオサレだなぁと思った作品。

そんな前作公開から約20年...

続編やってるー!

この続編の公開が2017年

それに気づいてしまったのが2022年ということで

今更ながら5年越しに備忘録を書き連ねたいと思います。

前作は絶対見てから2見た方がいいよ!

 

 

もう書ききれないと思うから最初にいきなり総評なんだけど

すんごいよかった(またもや語彙力)

もうこれでレビュー終わります見てないやつは早く見ろってぐらいよかったのよ

大体映画の続編ってコケるのが大半だからトレインスポッティング

例に漏れずダメダメな映画になってたら嫌だなぁと思ってた。杞憂だった。

前作見直してから2見たんだけど、もうね撮り方とか劇中歌の入りとか

そのまんまなの。

トップガンの続編見た時も思ったんだけど、これでいいんよこれで。

 

【物語+ちょこっと感想】※ネタバレ有

物語的にも前作から20年後のスコットランドが舞台

前作の終わりで仲間を裏切り、取引で得た金をスパッド以外には分けず

逃亡したレントン。そのレントンがランニングマシーンの上で

ぶっ倒れるシーンから始まるもんで割とびっくりしたwそして今回も群像劇で一安心。

皆見た目はおじさんになってるけど中身は変わらず

金の為に美人局をするシックボーイ(以下サイモン)、未だヤク中のスパッド、

刑務所からの脱獄を計画するベグビー。レントンはオランダで生活していたが

なぜかスコットランドに戻ってきてしまう。

スパッドは仕事に就き、一児の父になっていたが

サマータイム制の導入に気が付かず、仕事に大遅刻して職を失ってしまう。

嫁さんにも愛想をつかされ息子を連れて出ていかれてしまい、

遺書を残して自殺を図ろうとするところをレントンに助けられる。

このシーンでレントンがスパッドの部屋にいく途中、エレベーターが壊れてて

階段で13階まで上がる演出がエレベーターランプで表現してたのすっごいオサレだった

 

次はサイモンの元へ向かうレントン

金持ってトンズラしたのによく会いに行けるなと思ったが

これには理由があった。レントンなりに罪悪感があったのか分け前の4000ポンドを

サイモンの元へ届けに来たんだけど、そんなことを知らないサイモンに

ボコボコにされてしまう。喧嘩始まるまでほんと他愛のない身の上話のシーンは

見てるこっちがドキドキしたよw

サイモンにはベロニカという女がいたが結婚をしているわけではなく

ビジネスパートナーとして付き合っていた(が彼女は自分に惚れてると思ってる)

ベロニカにレントンへの復讐を告げたサイモンは彼を騙すため

ビジネスへの協力を仰ぐ。だがレントンはオランダへ帰ると突っぱねて

飛行場へ向かってしまう。しかし、ここでレントンは何故か

サイモンの家へ戻ってくる。なんでや!帰るゆうたやん!

ここでレントンがなぜスコットランドに帰ってきたかが明らかになるのだが

レントンは離婚するんだといきなりサイモンに打ち明けた。

実はレントンは会社をクビになる直前で、嫁さんとも子供を作らないことを理由に

離婚まで追い詰められ、家も嫁さんが借りているため自分は出ていかなければいけないという。冒頭でぶっ倒れていたレントンは急性冠不全により

余命が決まっていたがその余命がなんと30年w数か月ならまだしも

30年も何すればいいんだよってことで親友たちの元へ帰ってきたというわけだ。

うーん実に子供っぽいwそこがいいんだ

ここでサイモンのビジネスの手伝いをすることになるレントン

ベロニカを筆頭にアダルトサウナを出店することを目標にしていたが

これがうまくいかない。何もかもが足りない。

サウナの工事はスパッドが建築土木の仕事をしていたため彼に頼むことになったが

この最中にスパッドは自分の本当の才能に気づいていく。文章を書く才能である。

 

レントンたちがいろんな事をして金を稼いでいる間に

裏ではベグビーが脱獄に成功し、泥棒を行い金を稼いでいた。

前作のレントンの金の持ち逃げで一番激昂していたのがこのベグビーであり

レントンを見つけたら容赦はしないだろう。

そのベグビーがサイモンの経営する酒場に現れる。驚きを隠せないサイモンだったが

兄貴分であるベグビーにレントンをオランダで見つけたことを報告して、

今帰ってきていることはベグビーには伝えなかった。

ここでの心情としては憎いけどやっぱり親友ってことだったのかな。

にしても世渡りのうまい男だサイモンは。

 

このあとに今作一番好きなシーン「人生を選べ」がくるんだけど

これが前作冒頭のレントンの語りのオマージュでもう最高に気持ちよかった。

今作は色々前作のオマージュや同じようなシーンがフラッシュバックする演出が

あるんだけどその中でも最高・・・いや最&高!BGMも劇中歌もたまんなかった。

 

レントンたちはもう一人の友人トミーを偲びにきていた。

トミーは前作にレントンが勧めてしまった為にクスリに手を出してしまい

HIVにかかり、死亡してしまった。

思い出の場所でトミーを偲ぶはずだったがサイモンだけは

あいつはついてなかっただけだと、とても悲しい気持ちにはなれないと言い出し

険悪なムードになってしまい言い争いが始まってしまう。

ここでBGMがなんか不穏になってきたなぁと

思ったら前作のクスリのシーン出てきて、あっという間にキメちゃったよね。

スパッドだけは禁ヤク中だった為打たなかったものの、レントンに至っては

20年ぶりのクスリになる。「これでいい」じゃないんだよw

気が付けば爆音でRADIO GA GAの流れる中レントンとサイモンはパブへ来ていた。

レントンは催したためトイレへ向かうが、これが最悪の事態を招く。

実はベグビーも同じパブに来ており、隣の個室に入った。

ベグビーは愛用のバイアグラを落としてしまいそれがレントンの元へ。

「お楽しみかい?」

「よこせ」

「容量を守れよ」

「いいからよこせ!ドタマつぶすぞ!」

「はいはいわかったよ」

そのあとの暫しの沈黙の後に、あれぇ?って顔がクッソおもろかったww

撮り方もうまかったんだけど、ベグビー渾身の「お前かぁ!」で噴き出したw

ここから逃走劇が始まるがレントンは決死の覚悟で逃げ切ることに成功する。

道中でまた好きなオマージュがあったのでおじさんは同じようにニッコリしたよ。

 

レントンは激怒した。

サイモンが嵌めたと思っているレントンは彼に詰め寄るが実は嵌めてないw

だがこのシーンでサイモンはお前をベグビーに差し出したかったよと言うが、

もしかしてサイモンさんツンデレじゃありませんこと?

言い争いをしている間に黒塗りの高級車が二人の前に止まる。

乗れと言われ渋々乗ってみると中にいたのはこの地域のアダルトサウナを牛耳る

ドイルという人物であった。

ドイルは山奥で車を止めると二人に向かいサウナの出店をやめるよう警告する。

しまいには二人の服を剥ぎそのまま帰ってしまう。

泣く泣く裸のまま下山し道中で牧場のシートやら長靴を拝借し帰宅。

もうサウナ出店は諦めるしかないと落胆していたが、ベロニカが良いニュースを

届けてくれる。レントンたちが行っていた中小企業向け融資の申請が通っており

10万ポンドもの大金を融資してもらえることが決まっていた。

だがしかし、出店自体ができなくなったためこの金をだれが持つかという件で

またいざこざが起きてしまう。レントンか、サイモンか、はたまたベロニカか。

 

スパッドは才能を開花し、自分たちの人生を小説にして書き連ねていた。

あなたたちの人生をそのまま書けばいいとベロニカから言われ、

あっという間に何枚もの小説が出来上がっていた。

スパッドが家へ戻ると、そこにはベグビーがいた。

ベグビーにこの小説をもとにレントンから分け前をもらっていたことが

バレてしまい、そこを動くなと言われたまま部屋へ取り残されるスパッド。

そこへベロニカがやってきて、戻ってきたベグビーに見つかってしまう。

二人は逃がしてもらう代わりに携帯を渡すことに。

その携帯でベロニカになりすましベグビーはサイモン、レントンをパブへ呼び出した。

 

パブにはレントンが先にいて、あとからサイモンもやってくる。

そしてスパッドも現れ、もちろんベグビーも。

静かにブチ切れるベグビーを落ち着かせようとサイモンは語りかけるが

鈍器で殴られ失神してしまう。

ここでベグビーとレントンの最後の喧嘩があるんだけど

このシーンで昔話が挟まるんだけど挿入歌も相まってほんとにいいシーンやった。

レントンは捕まり高所から落とされ、首つりのような体制になり

あわや死んでしまうかと思ったときに、助け出したのはサイモンだった。

やっぱりツンデレじゃないか!

気絶したベグビーを車のトランクへ詰め、脱獄した刑務所へ輸送した。

 

実はこの裏でベロニカは既に故郷のブルガリアへと帰っていた。

そして彼女の口座には10万ポンドが入っている。

これには密かにスパッドが協力しており、

彼の特技として筆跡を完全に写すことがあった。

この特技で、レントンとサイモンのサインを書き写し

受取先を彼女の口座にしていたのだ。

 

ベグビーがいなくなり、それぞれ気ままに生活を送る3人。

レントンとサイモンはすっかり仲が良くなり

スパッドは小説を書き上げていた。同居を再開していた嫁さんから

「タイトル考えたよ」の一言。タイトルは言わずもがなですよ。

レントンが初めに帰ってきた時にレコードをかけようとしてやめるシーンが

あったんだけど、前作見た人ならイントロクイズばりにわかるんだよね。

そしてまたレコードをかけはじめるレントン

前作のクスリキめてるシーンと合わさって流れ出すLust For Life

前作の主題歌で締めるの大好きマンは歓喜して思わず声出ました(深夜二時)

 

 

いやぁほんまにいい映画やった・・・見てない人は是非とも見てほしい。

見たままに書き連ねてしまったんで長くなりましたが、

次はもっと短くなると思いますwまた次回で会いましょう。