エンタメンズの備忘録ブログ

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娯楽に生きるメンズが作品を忘れないように書き留めてついでにレビューしてみたりするブログ

”時間”を守る IN TIME

どうもご無沙汰しておりましたメンソ仮面です。

以前から気になってたけど見ていなかった作品で

ヒロインの声優にAKBを起用してバチクソに批判を受け悪い意味で話題になっていた

IN TIME(邦題:TIME/タイム)を見てきたので備忘録に残したいと思う。

【あらすじ】Wikipedia引用

そう遠くない未来、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になった。人口過剰を防ぐため、通貨が時間となり、人々は自分の時間で日常品から贅沢品まで支払うこととなった。また、通行料も時間で支払う必要があるため貧困層の地域と富裕層の暮らす町は実質的に隔離されている。裕福な人、すなわち時間を十分に持っている人たちは永遠にも近い時間生きることができるが貧困層の人々は働くことでわずかな時間を給料として受け取り、生活していた。左腕に光る時間表示が0になるとき、人は命を落とす。自分の腕を上にして相手の腕をつかめば相手の持っている時間を奪い取ることができる。 一秒一秒が無駄にできなくなった世界で、スラム街で暮らす主人公は時間を奪うことで生活をしているマフィア集団から富裕層の男を救う。富裕層の男は自分の時間をすべて主人公が眠っている間に与え、置手紙を残して時間切れで死亡してしまう。主人公は117年という時間を手にするが、母親が不平等な社会の仕組みのせいで時間切れになり息絶えてしまう。復讐を誓った主人公はスラム街を飛び出し富裕層が集まる場所に行くのであった。

 

【ストーリーと感想】※ネタバレしかないので注意

めちゃんこおもろいやんけ!

いやーいい映画。SF映画の中でも抜群に面白かった!

話の展開から何から滅茶苦茶よくできてて退屈なとこがまるでなかった。

何より主人公のウィルとヒロインのシルヴィア、この二人の関係性が最&高!

貧困層生まれのウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)と

富裕層生まれのシルヴィア(アマンダ・サイフリッド)

最初こそパーティで出会って雰囲気めっちゃよさげだったのに

時間監視局に捕まりそうなウィルが逃げる際に誘拐して

一気に最悪になっちゃうんだけどw

そこから二人で逃げるうちにお互いのことを知っていって

永遠に生きられる生活にうんざりしていたシルヴィアは

時間をあるべき所へ取り戻すという使命をもったウィルに惹かれていく。

時間強盗をして貧困層に分け与えても結果的に物価を上げられて対策をされてしまう。

半ば諦めかけるウィルをシルヴィアが支えるんだよ。

最初誘拐されてたのにほの字(死語)すぎだろ全く…すき

最終的には100万年とか途方もない年数をシルヴィアの父親から奪うという

案を二人で成し遂げ、貧困層へ流通させて幕を閉じる。

 

【最後に】

今作で好きな登場人物はシルヴィ…ではなく

時間監視局のレオ(キリアン・マーフィ)

時間を守る為に何としてでも二人を捕まえようと奮起する警官の一人で

最後の最後まで二人を脅かす存在。大激走の末追い詰められるラストシーンでは

必死に二人を追いかけていた。”時間”を忘れるほどに…

最後には時間切れで殉職するけど役者さんの力もあってか、ずっとかっこよかった。

あとシルヴィアは可愛すぎ(やっぱり我慢できなかった)

二人でスラムを走るシーンは何がとは言わないけどもうバルンバルンでしたよ!

ストリップ・ポーカーのシーンもあってなぁ!

…男の性なんだ許してくれよ

 

そういえば僕は字幕版で見ましたが、吹替で見たい人には酷だろうなぁ。

でもレオの吹替が内田夕夜さんということを知って見たくなってる自分がいる。

正直海外ドラマのスーパーナチュラルで21世紀最悪の吹替を経験済なので

ある程度は許容…できるかぁ!!!あんときめっちゃ辛かったわ!

あー思い出したらイライラしてきた!!

スパナチュの思い出を語りそうなんで今回はここまで

また会いましょう

スタローンで行く Dishonored: Death of the Outsider

かめはめ波撃ちてぇーなぁー」

子供の頃には誰もが思ったものです。

しかし大人になれば自ずと諦めもつくもので

「あーあ超能力に目覚めてバッサバッサと敵をなぎ倒せたらなぁ~」

なんて休日の昼時にぼやいているのは私ぐらいなものでしょう。

現実で無理ならゲームでと、その日はPCを起動して各ストアでセール品を物色していたところ

こっそりEpic gamesで無料で配布されていたこちらの作品に出会ったのでプレイしてきました。

Dishonored: Death of the Outsider

・世界一雑なあらすじ

本作の主人公ビリーはやり手の暗殺者。

ビリーは師匠のダウドを以前に裏切っていたが「やっぱ悪いことしたわー」と彼に謝るため、居所を探していた。

ダウドの情報を追うと、どうやら捕まっており闘技場の見世物にされていた。

無事ダウドを救出したビリーはダウドにお願いされる。

ダウド「俺って暗殺者だしクズじゃん?でもさ、それって超能力持ったせいだと思うの。だからこの力を与えたアウトサイダーって神に等しい奴殺してくれない?え?俺?弱ってて無理ぽ」

罪の意識もあってかビリーは快く引き受けるのであった。

 

・感想

本作はミッション毎に用意されたマップとボスを倒すことでクリアを目指す箱庭アクションゲーである。

ジャンルは一応、ステルスアクションとされているがプレイヤーのプレイスタイルによってはそうとも限らないバランスに設定されている。

序盤は確かにステルス気味に身を隠しながらでないと攻略は難しいのだが

物語途中、ビリーはアウトサイダーからチカラを与えられて超能力が使えるようになると、ゲーム体験は大きく広がる。

私は元来ステルスゲーを不得意としており、メタルギアシリーズではいつもスネークが重火器を振り回しフィールド駆け回るいわゆる「ランボープレイ」になるのだが、本作はそんな人向けにも作られている設計に感じた。

なぜならボスまでのルートがおおよそ3パターンは用意されており、

潜入1ルート(下水道等人気がない)

潜入2ルート(催眠ガス等でアイテムで)

ランボールート(正面から敵は多い)

どのルートでも攻略可能である。

大抵こういったステルスゲーでは正面突破は進行不能だったり、ありえない敵の数を配置されることが多く

私のようなランボーは血が出るほど下唇を噛みながら裏口の鍵を探すはめになってきた。

だがどうだ?本作は主人公が使う超能力のおかげで大量の敵もプレイヤーの腕次第でどうとでもなるではないか!

主人公が使う瞬間移動で、銃口を向けた敵の喉元に素早くナイフを突きつける。

さながら気分は瞬間移動かめはめ波を撃つ悟空のようであり、敵の数倍早く動いて弾を避けると自然とこぼれる言葉は「当たらなければどうということはない」

普通のアクションゲームとしても充分に楽しめる出来になっているではないか。

(注 でも普通に鍵やらパスワード探させられる場面はあるからその時は下唇を噛みながら…以下略)

 

シナリオに関しては、まぁ良くもなく悪くもなく。

というか、私が失敗していて、1~2とナンバリングが出てたのを確認していたので、本作はスピンオフ的な扱いで話もまったく繋がっていないものだと思って始めてしまった。

結構ガッツリと話が繋がっているらしいので、もしかしたら1~2をやっていれば評価は上がっていたのかもしれない。

 

2も購入済みなので後ほどプレイしてみようと思う。

ヘアッ! シン・ウルトラマン

私の名前はチューペット芽恋。街の片隅でしがないバーの店長をしている華の30代。

二月の夕暮れも終わり、17時の東京はもう暗く、そろそろ定時を迎えたサラリーマンが列を作り群れを成し、飲み屋街へと消えていくのも時間の問題。

昨日。私も古い友人から飲みに誘われたのだったが断った。

予定も無く、行っても良かったのだが、代わり映えのない日常に逆らいたく、今日は人の波に逆らってみよう。

なんとなく、そう思った。

人の波に逆らって歩くと、人々が時間の流れ通りに進んでいくように思えて、逆の私はまるで時間に逆行しているかのように感じる。

このまま時が戻って、世界が今見たく灰色になる前の、色鮮やかだった頃に戻れたらいいのに。

ピアニッシモに火をつけて、そっと吸い込んで吐いた。

灰色の煙は東京の夜へと薄れて消えた。

 

繁華街を歩いて少し抜けると狭い路地に入り込んだ。

すると、レンガで塗装された小さな喫茶店が眼に入った。

歩き疲れて喉も少し乾いている。

私はその喫茶店に足を運ぶことにした。

 

店名『喫茶 庵野

 

「いらっしゃい」

お店で待っていたのは寝ぐせに無精ひげのおじさん。

「メニューをいただけるかしら?」

カウンターに座ってピアニッシモに火をつけた。

「うちはメニューはひとつしかありません。よろしいですか?」

変わったお店。

「いいわ。とっておきのやつを頂戴」

「では」

そう言い残すとマスターは店の中へと入っていった。

タバコ一本分吸い終わったタイミングでマスターがカウンターにまた顔を出してきた。

「こちらになります」

『シン・ウルトラマン

「・・・コーヒーとかを期待していたんだけど」

「当店ではお客様にあった物を提供したい。それがモットーです。ので」

仏頂面に語るマスターは続けて

「お客様は喉よりも心が乾いておられるよう。ですのでこちらを」

ウルトラマンって、私もういい大人よ?刺さるわけないわ・・・」

ウルトラマンは嫌いですか?私は好きです」

「私も昔は熱中したものよ。でもこれなに?リメイク?作り直したの?どうせ最近の作品にありがちなジャニーズ起用やアイドルのゴリ押しとかしてるんでしょう?」

斎藤工

「!」

長澤まさみ

「!」

「いけませんか?」

「・・・文句の出しにくいところを突いてきたわね」

「でも、どうせ政治思想や下手なCGが出るに違いないわ!仮面ライダーブラックで学んだの!」

「政治思想?くだらないですね」

「!」

「CG?こちらになります」

「!」

「ご満足いただけませんか?」

「まだよ!これは何?カラータイマーが無いじゃない?!カラータイマーなくして果たしてウルトラマンって言えるかしら?」

「原案です」

「なんですって!」

「そういう方もいらっしゃるかと思ってエネルギー切れをウルトラマンの色が赤から緑へ変化させることで分かるようにしました」

「親切!」

「ご理解いただけましたか?」

「まだよ!怪獣は?敵がまだ出てきて無いわ!どうせドタバタ人間模様だけ描いて最後にそれっぽいやつ倒して終わりよ!」

ネロンガ

「!」

ガボラ

「!」

「ザラブ」

「!」

「メフィラス」

「!」

ゼットン

「!!!」

「足りませんか?」

「はぁ、はぁ、十分よ。そしてバルタンでしょ?」

「・・・」

「バルタンよ?」

「・・・」

「ねぇ!バルタンも出るんでしょう?!」

「ふぉっふぉっふぉ」

「誤魔化すんじゃないわよ!」

ゾフィーは出るよ」

「あぁ!もう許す!」

 

1時間52分後

 

茶店を後にした私は来た道を戻り、相も変わらず人の波に逆らっていた。

人々はネオンの中に飲み込まれていく。

私はそんなネオンを背に帰路へと向かう。

来たときは感じなかった街の光が少し眩しく、鮮やかに見えた気がした。

昔見ていた景色の色を少し取り戻した気がした。

ピアニッシモを手に取り火をつける。

灰色の煙は相変わらず夜空に薄れて消えていったが、東京では珍しく暗い夜空に一つの星の光が目に留まった。

「M78星雲?87星雲かしら」

フッと笑みがこぼれて、私はまた歩き出した。

 

 

おわりに

視聴後、こんなありもしない記憶が蘇ってくるような作品でした。

ゴライアスMKです。

なーんかリメイクだのリマスターだのリブートだのと最近は昔の思い出を汚すような作品って増えましたよね。

今回のシン・ウルトラマンもそんな最近の風潮のせいで、気にはなっていたんですが、どうも手が伸びずにこんなに時間が空いてしまいました。

正直リメイク作品としてはやることはやってくれたなと思える出来でしたね。

途中、長澤まさみが巨大化したあたりは「あーちょっと癖出てんなぁ」とは思いましたが、ここまで作ってくれればもう文句付けたら野暮ってもんでしょ。

庵野さん、ウルトラマン好きなんだなぁー。というのが伝わってくるいい作品でした。

シン仮面ライダーの期待が上がりましたね。

また喫茶店で待っててくれよな!庵野

ゴライアスMK

 

ノーマン・リーダスになりたかった男のDEATH STRANDING

はじめに

どうも。

待ち合わせには8割遅れる男。ゴライアスです。

またせたなぁ!

今回はこちら

2019年11月8日発売

コナミを追い出された(らしい)男の作品

小島秀夫のゲームDEATH STRANDINGを2が出るってんでプレイしてきましたのレビュー。

 

 

あらすじ

伝説の配達人サム・ポーター・ブリッジズ接触恐怖症で人と関わるのが苦手な孤独な男。

そんな彼は昔なじみの人々に孤立した都市をめぐって通信網を復活させアメリカ再建の手伝い(8割サム負担)をして欲しいと詰め寄られたり、死に際に呪いのように押し付けられてしまう。

最初は断ったサムだが、ちょっと気になる美女アメリに「私、大陸のすっごい西で囚われてるの!荷物ついでに助けて!」と言い寄られ、しぶしぶOKしてしまう。

道中、ミュールという荷物泥棒達や、BTなるお化けっぽいやつに追われたりするが頑張れサム!アメリカ復興のためお前だけが頼りだ!

だいたいこんな感じ。

感想(ネタバレ有)

正直、正直!

ストーリーよく分からなかった!

こうなりました、という結果は分かる。

だからと言って、どうしてそういう結果に至ったのか。

いまいち飲み込み辛く、無理やり口いっぱいに物詰め込まれて美味しかった?って聞かれるような?

「いや~甘かったし美味しかった気もするけど、何のどれが美味しかったんだろう?」

と、飲み終えたいま思うわけです。

 

人との繋がりをテーマに拒絶を銃、友好を縄に置き換えるコンセプトは好き。

サムが人から人へ、孤立していた点が繋がることで、線になり、やがて線が縄になる。素晴らしい。

「これは小島監督の境遇も考えたら、さぞかし心にしみる作品になるに違いない」

なんて思っていたのだが・・・

 

いまいちピンと来ない理由ははっきりしている。

使われている単語が難しいかあるいはまどろっこしい

・・・突然ですが、ホモディメンスって分かります?

ググってwikiが出てこなかったので、おそらく造語で、小島監督またはその周りのスタッフ以外は分かるはずのない単語のはず。

ですが、なんの説明も無くイベントシーンの会話で使われます。

当たり前かのように「○○はホモディメンスかもしれない」みたいな。

まてえぃ!まずホモディメンスってなんやねん!

習ってない!進研ゼミでも教わってないんだが!

前後の会話の流れから何のことを指すのか考えないといけなくなるのですが、考えているうちにもキャラは話を続けるので、気づいたら置いてけぼり。

他にも知らない単語や造語などがあり、イベント中置いてけぼりになることがまぁー多かった。

 

発売してすぐだったか、ノーマンのインタビューを前に動画で観たことがあって、その時ノーマンが小島監督にあることを聞いたと言っていました。

ノーマン「みんなが僕を操作するの?」

小島「NO!プレイヤーが君になるんだ!」と

その動画を観た時、なんて良い話なんだと私は感動しましてね。。。

それがどうだい?

よく分からない単語に悪戦苦闘している私と涼しい顔して会話しているサム(ノーマン)

・・・全然ノーマンになれないよ!小島ぁ!(タイトル回収)

癖強単語。メタルギアの時もちょいちょい見受けられたけど、今回は多いよ。

 

絶滅体とか絶滅夢とか、話の肝になる単語はせめて道筋立てて優しく教えてほしかったなぁ。

 

とまぁ己の頭の悪さを理由に文句を垂れましたが、結果面白かったの?というと

ちょっとつまらなかったというのが本音。

敵や黒幕、ストーリー展開も想定内でサプライズもないし、なんなら未プレイの時に鼻くそほじりながら「どうせノーマンが赤ちゃんなんやろ?」と適当こいて予想して当てちゃってるから。そりゃーワクワクも無いわけで。ええ。

 

面白かった所を挙げるならゲーム体験。ただ黙々と歩いて荷物を運ぶ。配達地点までのルートを決め、必要に合わせて装備を変える。道すがら国道を整備したりジップラインを引く。

単純だけどこれが中々思ったように行かない事もあって、むしろ思うようにいかなかった時にどう乗り越えるか考えるのが燃えた。マップがもっと広ければ配達だけのゲームとして出してほしいほど。

 

総評

シナリオは合わなかった

プレイ体験は私は合ったけど、これも好き嫌い分かれそう。

やっぱりあの小島監督の作品っていう期待感から、いろいろ厳しい目で見ちゃうけど、よく考えたら会社の1作目って考えたらいい方かな、と思いつつ

いやでも、1作目だからこそ世界観の土台はちゃんと分かりやすく説明するべきで、そこに関しては別にお金設備に囚われないわけだし、やっぱり駄目なんじゃないかな。と

 

イクラとかチャリ走とか永遠できる人にはお勧めです。

終わりに

(世界を繋ぐというコンセプトのゲームですが、重火器の製造ができるようになってからはミュールの基地相手にランボープレイを行い殺戮を繰り返したこと、深く反省しております。)

ゴライアスMK